キャットフードの原材料(ミートボーンミール)

キャットフードの原材料の中には、内容がよく分からないものが少なくありません。そのひとつが、「ミートボーンミール」です。ミートは肉で、ボーンは骨、つまり肉と骨の混ざったものなのか具体的なイメージは浮かびませんね。

ミートボーンミールは、日本語では「肉骨粉」です。小学館の日本大百科全書(ニッポニカ)では、肉骨粉を「食用の家畜、家禽(かきん)を解体する際に出る、肉の部分を除いた残りの骨、皮、内臓などを化学処理し、乾燥・粉砕したもの」と解説しています。

平成13年に、日本国内でBSE(牛海綿状脳症)が発生しました。そのため、ミートボーンミールの製造および出荷が停止されましたが、平成14年に規制が緩和され、牛由来のものでなければ使用が認められています。

ミートボーンミールが不安視されるのは、食用としては食べられない部位が使われていることです。しかし、野生の猫は、ネズミなどの小動物を丸ごと食べていました。また、人でもシシャモを丸ごと食べますし、鳥の軟骨やレバーなども酒のつまみとして好んで食べる人も多いはずです。ですから、普段食べない部位だから危険という意見は、過剰反応の印象が拭いきれません。

また、「4Dミート」の不安もよく言われます。「死んだ」「死にかけた」「病気の」「障害のある」動物の部位が使用されている危険性があるということです。確かに格安のキャットフードには、その危険性は否定できません。

しかし、国内のミートボーンミールの製造・出荷は、独立行政法人農林水産省消費安全センターが認可した工場にしか認められていません。また、海外の製品でもペットフード安全法により追跡調査が可能になっているので、あまり心配する必要はないかもしれません。

そうは言っても、危険視する声も多いのは事実です。不透明な部分もあるので、キャットフード選びには注意が必要です。安心安全を追求するのであれば、原材料の明確なプレミアムフードを選択するのも良いでしょう。どちらにしても原材料に含まれる成分は把握しておくことが大切ですね。